宇宙さんが
まゆこに魅せてくれた。
まゆこちゃんが
しょんぼりしちゃうもの。
悲しみが怒りになる
激しい感覚ではなく
ほんとにほんとに
悲しみが悲しみとして
湧いたとき
わたしは世界の
点になったような感覚を覚えた。
ポトっと落ちて
波紋が広がるような
水辺ではなく
落ちた場所が窪むような
低反発枕のような場所。
そのくぼみで
周りの壁を毛布に
ゆっくりゆっくり
眠りたい
時間が止まったように
くぼんでいたい。
くぼんでループ中。