占星術には『発達年齢域』という考え方があります。
私たちのホロスコープには
基本単位として10個の天体が散りばめられています。
各天体に割り当てられた年齢域と共に
1つ1つの天体の経験値が体得がなされていく
と考えるのが占星術の発達年齢域の考え方です。
ここからは発達年齢域の中の
月の年齢域(0~7歳)に発達させていることついて解説していきます。
月の年齢域(0~7歳)
物心つく前の幼少期に、親など身近な人から印象を受け取る。
そして感情の快・不快や、生活に必要な基本的行動パターンなどの人格の基礎が形成される時期。
月の象徴…
幼児/母親/妻/女性一般/感情/習慣/個人生活のテリトリー/個人的な欲望
成長/繁殖/イメージ力/日用品/航海/看護/醸造/受動性
<参考文献>
松村潔著『完全マスター西洋占星術』
完全マスター西洋占星術 (The series of perfect master)
ホロスコープの月のマークはこちらです。
月の年齢域は0~7歳です。
生まれてから小学校に上がるか上がらないかの時期。
潜在意識と顕在意識の境界線がまだ曖昧な時期を過ごしています。
月の年齢域は主に
あなたやお子さんの月星座の傾向を発揮、発達させています。
自分の月星座の特徴を意識することなく
自然体で外側の世界に発揮している時期とも言えます。
【例えば】
月星座が獅子座にあり
制限するような天体とのアスペクトが少ないお子さんの場合
下記のような性格の傾向を主に表面化させていることが多いです。
自分自身を人に見てもらうことに躊躇がなく
歌や踊りで周りのみんなを楽しめせることを自然にしているかもしれません。
お子様やご自身の幼少期のことを
思い出して観察・分析してみてください☆
(月星座に他の天体のアスペクトがある場合はこの例になりません)
獅子座のキーワードの中には
自己表現やアピール、わがままといったものが含まれています。
月星座が双子座のお子さんで
ホロスコープの月のマークに抑制的なアスペクトがない場合
どんな人ともおしゃべりをすることにためらいが無かったり
知的好奇心が旺盛でなんでも知りたがりな傾向が出てきます。
月星座の時代を
知識欲の双子座として活用しているとすれば
なんでも広く浅く興味を持ち知りたがりなお子さん。
『なんで、どうして?』と
興味津々に好奇心を働かせていきます。
月の年齢域(特に3歳ころまで)は
自分自身を社会に魅せていくという義務感はないので
自然に自分から出てくる資質を外側に表現しているのです。
雑誌などの星占いでは
占星術のホロスコープの中から
太陽星座だけを抜粋して占っていますので
0~7歳までの月の年齢域は
雑誌の星占いや太陽星座占いでは当てはまらない人も多いのです。
占星術のホロスコープを作成することで
20代後半から培っていく太陽星座(一般的な星占いの星座)だけではなく
0~7歳で
自然に出てくる月星座
コミュニケーションの水星星座
感性を磨いていく金星星座
などなど
年齢とともに発達していく
個人の成長の段階を見ていくことができます。
一人ひとり、独自の成長の仕方であることを
1枚のホロスコープから見ていくことができるんです。
(*^_^*)
【例えば】
月の年齢期(0~7歳)は火の元素の獅子座で
自分を前に前に出す性格(外交的)だったのに
水星の年齢域(8~15歳)は水の元素の蟹座で
アピールは少なくなり、人の話に共感的で
とってもおとなしい性格(内向的な性格)に切り替わっていたり。
そして、思春期の金星の年齢域(16~25歳)は
また活発な火の元素の獅子座に戻って
高校デビューを果たしてみたり・・・・・
年齢によって傾向が変わりますので
うちの子、学校に入った途端におとなしくなってしまった
何か病気かな?などと悩まないでください。
お子さんのペースで発達させる資質があるのです。
一人ひとりホロスコープの配置は全然違っているので
年齢による性質の変遷もさまざまです。
自分をもっともっと細かく深く知りたい方には
占星術のホロスコープはとっても楽しい探究ツールになりますよ!
まゆこ占星術セッションのイベント企画でも
発達年齢域のお話も含め楽しくおしゃべりをしながらお話をしています。
それでは占星術界の重鎮、松村潔先生による
『月の年齢域』の音声講座をお聞き下さい。
次は『水星の年齢域:8歳~15歳』
占星術の基礎知識
発達年齢域とはの記事を復習する方はこちら。